ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

恩師から著書を贈呈される

 今日外出先から帰宅してポストを覗くと、珍しくレターパックが入っていた。高校時代の恩師からの郵便物であった。中身を開けると、恩師が著した小説が入っていた。昨年の11月には別の恩師からであったが、大阪の文学学校で学んでいた成果をまとめた小説が送られてきた。二人とも70歳代だが、時を同じくするかのように自書の出版を志し、実現にこぎつけているところが感心させられる。

 若年であるはずの教え子である私はといえば、それほどのバイタリティを持ち合わせてはいない。むしろ、人生の下り坂に差し掛かり、そろそろ門戸を狭めていかなければ、全部中途半端で終わってしまいそうな気がして、どんどん消極的になっているのだから・・・・。高齢者といえど、目的意識をもって着実に成果を上げていく、その実行力を見習わなければと考えてしまう。

 

 東京の新型コロナ感染者数が、危惧していたように少しずつ増えている。東京オリンピック開催まであと3週間に迫り、否が応でも今更開催中止を宣言することもできずなし崩し的に開催されることになりそうである。このままいけば緊急事態宣言を発令しなくとも、蔓延防止措置を続けながらのオリンピック・パラリンピックの開催になりそうである。少なくとも菅義偉首相が念仏のように唱えていた[安心・安全]とは、あまりにかけ離れた状況での開催になりそうである。その一方で、全国各地で毎年開かれている夏祭りはどんどん中止に追い込まれている。2年続きの寂しい事態ではあるが、住民たちの決断で密を避けるために開催を断念しているのである。

 

 このままいけば、東京オリンピックパラリンピックは、日本人の観客も会場で観戦できない状況になりそうである。一方でIOC関係者が観戦するために会場に入ることが決まっているそうだが、それで世紀の祭典を開催する意味が果たしてあるのであろうか。政治家のお偉いさんの考えは、庶民には到底理解不能である。

 

 真夏にマスクが手放せない異常な光景、それが日常化していることに疑問の声すら上がらない。水際で新たな変異ウイルスに対処できるということだが、これからどんどん入国してくる人々に対し、完璧なウイルス対策を講じることができるのであろうか。オリンピックを成功させて、それを錦の御旗に衆議院選挙の勝利をもくろんでいる菅義偉首相の幸運を祈るばかりである。