ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

あちらこちら散歩をすれば・・・

 新築のハイツを立てている一方で、だれも住んでいない文化住宅があちらこちらに残っている。建物を撤去して、きれいに更地にすれば見栄えもするのだが、なかなかそうはいかない。畑も草が伸び放題になって、いかにも休耕地が多い。駅前の商店街は、半分はシャッターが下りている。景気が良いのか悪いのかといわれれば、少なくとも活気はあまり感じられないと考えてしまう。

 

 私の住む町は、都心に近いこともあって、決して住みにくいところではないと思われる。どちらかいうと近郊の住宅街として発展したきたところであり、田畑を埋め立てては商店街や住宅街ができあがったところである。したがって、住宅街のなかにも田畑はあるし、逆にけっこうな山の中腹あたりまで家並みもある。子どももまだまだ見かけるし、小学校や中学校も廃校にはなっていない。残念ながら人口急増期ほどには生徒数はおらず、どんどん子どもが減っていることは実感する。

 

 将来を考えると、高齢者が増えていくことは目に見えているし、今でさえ商店が減ったことに対し、日常的な買い物が不便になりつつある。元気に自転車を乗り回せるならまだしも、出歩くことに自信を失い始めている人には、その支援をする人が不可欠になり始めている。そういう人に限って、一人で住んでいる場合が多く、隣近所との関係が希薄になり始めている。

 

 行政は、国民が安心安全に暮らすべく、インフラを整備し、生活が少しでも快適になるように、さまざまなサービスを考案し整備し、住民の生活環境向上に努めるのが役目であろう。そのために税を徴収しているのであろう。地方自治体は、その役割をしっかりはたし、住民の信頼を勝ち取るために取り組むことが大切である。住民もまた行政との意見を活発にかわして、行政のかじ取りをコントロールすることが求められている。