ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

日本の人口は、増えない

26日に発表された、今年1月~9月の出生数は、67万8000人と前年同期比で5.6%減となり、年内出生数が5%を上回る減少を示すのは、1989年以来実に30年ぶりの大幅減を記録することになる。2018年の日本生まれの日本人は91.8万人、今年現在のままの減少ペースで進むと、87万人~88万人となり過去最低を記録することになる。

 

 人口がまずまず多かった団塊ジュニアの世代は、今年で全員が45歳以上になり、子どもを産む世代ではなくなる。また、一人の女性が何人の子供を産むかという合計特殊出生率は昨年の時点で1.42と3年連続で低下している。令和という時代に合わせて子どもを授かりたい夫婦も多いと予測されたが、少子化の波は止まらない。

 

 それもそのはず。子どもの未来は決して明るくないし、結婚して新しい生活に踏み出そうという活力も若者から失われ始めている。経済的な不安、そして夢を持てる社会からは遠く離れてしまった、閉塞社会となりつつある日本の現状を物語っている。こんな状況の中では、なかなか子どもを産んで育てようという気力が起こらないのかもしれない。そういう意味でも日本の社会全体が老化しているように思われる。