ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

昨年に引き続き、外出を自粛し家庭菜園に没頭

 当方、実に行政の要請には忠実に答えて、小さいながらも家庭菜園の夏バージョンを着実に作っていた。それこそ一昨年ならどこぞの温泉旅館でも予約が取れたら出かけて、しばしの癒しを経験しているところだが、昨年のコロナ禍の自粛に続き、今年もまた残念ながら自宅で過ごす大型連休となった。とはいえ、大変なのは毎日の食事を準備する女性陣である。感謝以外の言葉は出てこない。こちらができることは、たまには外食をと言いたいところだが、それもアルコールの提供はないし、しかも少し店に行くのが遅くなると、混んでいたりして食べることができなくなってしまう。

 

 非日常がこれほど長くなれば、もう少し慣れても良いのだが、暑い日が増えてきたにも関わらず道行く人の多くはマスク着用を守っている。屋内でのマスク着用はほぼマナーとして定着しても致し方ないと思われるが、目的地に向けて黙々と歩む中でもマスクが義務付けられるのは、未だに馴染まない。

 

 そして持て余し気味の時間を、野菜作りに向ける。遅霜の予報もあり、なかなか着手できなかった夏野菜の種まきや苗の植え付けなどができた。畝を作るのも、まずは草むしり、そして土起こし、肥料をまいてと結構手間である。しか場所が小さいから、分葱を抜いて、若ゴボウを抜いて、玉ねぎの早生も抜いてと、場所を開ける作業も必要になる。無計画にとりかかると、とてもじゃないがかえって時間がかかる。その辺が、ほとんど農業の素人である。アバウトな性格が災いして、毎年同じような失敗を繰り返すことになる。

 

 大阪の5月4日時点の入院患者2051人、入院を調整中3300人、宿泊療養1800人、自宅療養13000人、これでは入院を希望する人の入院率は10%程度である、この入院率が東京は30.7%、兵庫は15%、京都は20%で、緊急事態宣言が発出しているところは軒並み医療体制のひっ迫が続いている。そしてブルームバーグによる試算では、ワクチンが人口の75%に行き渡り、ある程度の集団免疫に達するには、現在のワクチン接種率から行くとアメリカであと3か月、ドイツで6か月、韓国21か月、オーストラリアは2.2年。そして日本は3.8年かかるという。菅首相はワクチンは確保できているから、もっと早く摂取できるというが、アメリカのバイデン大統領は独立記念日までに3億回のワクチン接種を行うと具体的な数字を出している。そして、その体制をしっかり確立している。

 

 行政の行き届かない点を指摘し、より良き行政サービスの提供をそれとなく促す。それが良き国民のなすべきことではなかろうか。マスコミが批判的精神を発揮すべく、国民が不満の声を大にしていくことも大切ではなかろうか。いつの間にか、声を出してもすぐに怒りを忘れるようになってしまい、諦念が日常化していることを懸念する。