ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

新型コロナが世界を席巻する

 まずはアメリカ大統領の予備選挙の話題から、というよりは民主党の大統領候補が誰に決まるかで、共和党トランプ大統領の再選が現実味を帯びてくる。そこには共和党内の反トランプ派の動向も問題になりそうである。民主党では、スーパーチューズデイの結果を受けて中道派のブティジェッジ氏やブルームバーグ氏が撤退し、元副大統領のバイデン氏支持を打ち出してこともあり、現在ではバイデン氏637人を獲得して、左派のサンダース氏557人を逆転し、10日の6州で行われる予備選挙でさらに引き離しにかかっている。ミシガン州ミネソタ州など6州で350人の争奪戦が行われる。

 

 すでに撤退を表明した左派のウォーレン氏の意向が鮮明ではないが、サンダース氏の支持については積極的ではなさそうである。そうなると教育ローンの免除や公立大学の無償化や国民皆保険を訴えているサンダース氏は勝ち目がなさそうである。そうなるとバイデン氏対トランプ大統領となるが、そうなればトランプ大統領の再選の芽は高くなりそうである。

 

 そして新型コロナが、いよいよバンデミックの様相を帯びてきた。イタリアでは全土で移動制限が発令された。感染者数がどんどん増えている状況であり、大規模なイベントの開催中止どころではなく、感染者数が落ち着きを見せるまでは終息の可能性すら考えられない状況である。そのため経済的な影響は計り知れず、日本国内でも新年以来4月までに中国や韓国からの観光客の減少などで数兆円のGDP減少が見込まれている。そして今週に入ってからの米国株式市況の大幅下落、そして日本や中国、欧米での株価下落が止まらない。

 

 今秋に控える米国大統領選挙にも少なからず影響を及ぼすであろうし、欧米をはじめ経済状況の悪化が明確に表れ始めると政治にも悪影響をもたらすことになる。それらによるダメージは残念ながら経済的貧困者にまずのしかかってくる。こうなれば、できるだけ早い新型コロナの感染終息を願うばかりである。しかし、しばらくは見通しがたたないのではなかろうか。希望的観測として、ゴールデンウイークの前に終息宣言が出ればと考えるのだが・・・・。それも日本国内だけの話になるかもしれない。そうならないためにも、国際的な協調,協力で各国のダメージを最小限にとどめる努力が続けられなければならない。