ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

2020年を先取り、言いたい放題

桜を見る会」で評判を落とした安倍内閣、一時の勢いを失いつつある。さりとて、野党も攻め手があまりないのが実情か。IR問題で秋元衆議院議員が逮捕され、そちらでも安部さんは防戦一方になりそうである。安部一強内閣の終焉が始まったのかもしれない。オリンピックが一つの節目かもしれない。

 

 国際経済の動向で言えば、米国大統領選挙の行方がどうなるかであろう。共和党は腐っても鯛(?)ではないがトランプさんで決まりであろう。民主党が、意外に多彩な顔触れである。サンダース上院議員だけでなく、ウォーレン上院議員も左派として名乗りを上げたし、バイデン前副大統領もいる。そしてアンドリュー・ヤンという45歳の実業家がベーシック・インカムを公約に掲げて参戦してきた。米国の大統領選挙にまでベーシック・インカムが話題になり始めていることは、現在の資本主義の行き詰まりを象徴するような出来事ではなかろうか。

 

 ロボットやAIの普及が進む一方で、可処分所得を増やす雇用がどんどん減っていく状況がより明確になってきているのである。そしてその傾向に対する危機感は、どんどん拡大している。経済活動のメカニズムを知れば知るほど、いわゆるどん詰まりに入ってきていることを。私たちは知るべきである。

 

 経済格差の拡大は、今の経済システムを破壊する方向に進むであろう。人類の叡智は、それを防ぎ歴史の進化の過程を歩み続けることができるのであろうか。自分さえよければよい、今だけ良ければよい、お金さえあれば良い。自己中心的な価値観では社会を回していくことができないことを知るべきではなかろうか。