ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

残念な予想????

 政権選択選挙といわれながら、TVの中ではさすがに選挙が行われているものの、街中ではあまりそんな雰囲気も見られない。野党共闘が成り、候補者が217選挙区で候補者が一本化されて小選挙区では与野党逆転という構図が出現するかもしれない。しかるに比例では、与党の自民党公明党が善戦しているとのこと。結果として、自民党単独で過半数は超えるだろうと予測される。

 

 政権を託すのは従来通り自民党公明党の連立政権がベターと判断されるなら、それも仕方ないかもしれないが、消極的な選択肢として従来政権を支持するしかないとすれば、自民党の横暴を許容することになる。国会運営は議論を尽くさないまま、強行採決で決定されていくことになり、不祥事に対しては説明責任を果たさなくても良いようになり、ますます政治は信頼を失くすようになる。

 

 議論を尽くすことで、政治はよりベターなものに変わっていく。政治家はより多くの庶民の生活の向上を図るために身を挺して職務に励むのである。それが、一部の支援者のために便宜をはらい、いびつな政策ばかりが実行されれば、日本の社会はよくなりようがない。政治が信頼を失くし、国民が政治家に対して何も期待しなくなれば、ますます国民は政治の恩恵を受けられなくなる。今回の選挙は、何かが変わる予感を感じさせたのだが、投票率が上がるわけでもなく、棄権する人たちが増えそうな予測が出ている。政治に無関心というよりは、政治に期待するものがないという人々の割合を浮き彫りにしそうである。民主主義はすでに過去の亡霊にすぎなくなっているのかもしれない。