ぐーたら親父の言いたい放題

日々の様々なニュースを取り上げて、独自の視点でコメントします。これからの社会の変化を予測し、どのように対処すべきか提案できればと考えています。

安部首相、突然の辞任。

 体調悪化に伴う退陣を決意したとのことだが、結局佐藤栄作の長期政権越えを果たしたことで、権力を手放すことを決意することになった。単に富裕層の懐を増やすだけにとどまったアベノミクスにはじまり、壮大な無駄遣いと阿諛されたアベノマスクで終わる形になった。

 

 2012年暮れからでも8年近い間、権力を維持して来たにもかかわらず、国民の生活を向上させる政策はほとんど実行されなかった。北朝鮮拉致問題を責任をもって解決すると広言していたが、道半ばで終わった。北方領土問題も挫折してしまった。森友学園加計学園問題では、官僚の忖度で救われた。桜を見る会では疑惑まみれを完全に払しょくすることはできなかった。長期政権であったにもかかわらず、そして4分の1の支持率ではあったが、在職中に行われた国政選挙では負け知らずの6連勝でありながら、改憲にこだわり続けて、肝心の国民の生活向上にはほとんど影響をもたらさなかった。というよりも、日本の中流層の貧困化を促進するような経済政策ばかりが目立ってしまったのは残念である。

 

 次の自民党総裁が選ばれるまでの期間、わずかな時間しか残されていないが、なんとか後世に名を遺すべく、これまで不評であったコロナ対策などやるべきことはたくさんある。そしてアベノミクスで誇りにしていた失業率低下をさせたその手腕を生かして、これからGDPが落ち込む中で可能な限り失業者が出ない政策を立案実行してもらいたいものである。